今回は、正の数と負の数(応用編)として、
- 3つ以上の加法と減法の計算
- 4つ(加法・減法・乗法・除法)を含んだ計算式
2つの項目を解説していきます。
数が多くなると不安になるなぁ~。
乗法と除法の場合は、どちらから解けばいいの??
全てわかりやすく解説していきます。
3つ以上の加法と減法の計算
加法と減法の計算式のポイントして、
2重の{( )}がない限りどこから計算しても大丈夫です。
例題を使って、解説しています。
(例題)
(-2)+(-9)-(-5)=の問題について、
加法から計算した場合
(-2)+(-9)-(-5)
=(-11)-(-5)
=(-11)+(+5)
=-6
減法から計算した場合
(-2)+(-9)-(-5)
=(-2)+(-9)+(+5)
=(-2)+(-4)
=-6
結果
加法と減法の計算では、どちらから計算しても同じである。
2重の{( )}がある場合は、
{(-2)+(-9)}-(-5)
=(-11)-(-5)
=(-11)+(+5)
=-6
今回は、答えが同じになるが、
2重の{( )}を優先して解いていく必要があります。
※ 問題によって答えが異なるためです。
加法・減法・乗法・除法を含んだ計算問題
正の数と負の数を使った計算問題では、
どこから計算してもいいですが、
乗法や除法を含んだ問題では、
加法・減法よりも乗法・除法を
先に計算していきます。
優先順番として、
① 2重のかっこ{( )}
② 乗法・除法
③ 加法・減法
の順で計算します。
(例題)
(+5)-(-3)×(+8)÷(-6)
=(+5)-(-3×8)÷(-6)
=(+5)-(-24)÷(-6)
=(+5)-(+4)
=(+5)+(-4)
=+1
乗法と除法がありますが、どちらから計算してもいいです。
今回は、乗法から計算します。
①乗法を計算します。
②次に除法を計算します。
③最後に、除法を加法に変えて計算して答えを出します。
今回は、3つ以上の加法と減法の計算と
4つ(加法・減法・乗法・除法)を含んだ計算式の勉強でした。