文字式と計算(基礎編)

文字式と方程式の解き方

今回は、文字式と文字式の計算方法について解説していきます。

  • 文字式とは??
  • 文字式で加法・減法
  • 文字式で乗法・除法

3つの項目を解説していきます。

文字式って、なに??

文字と数字で計算できるの??

全てわかりやすく解説していきます。

文字式とは?

文字式とは、どういう意味なのかというと、

文字を使って表した式のことです。

文章問題を使って解説していきます。

(例題)

みかん1個の値段が、a円です。

みかんを3個買った金額は??

という問題は、

みかん1個の値段を文字で表しています。

文字式で表すと、

みかん1個の値段×みかんの個数=みかんを3個買った金額になります。

 a(円)   × (3個) = (a×3円)

これが、文字を使って式を表した文字式です。

文字式の加法・減法

文字式で加法・減法ができるの??

文字式で加法・減法することができます。

では、文字式の意味が分かったところで、

加法・減法で、文字式で表してみましょう。

文字式を使った加法・減法は、

1つポイントがあります。

文字式では、文字と文字が

同じでなければ、計算できません。

分かりやすくするために、

計算できる場合と計算できない場合を

例題を使って、解説していきます。

(例題)

  • 計算ができる場合

① a+2+a+5=2a+7

aとaが、同じ文字なので計算できます。

②    b+3+b-7=2b-4

bとbが、同じ文字なので計算できます。

  • 計算できない場合

① a+3+b+5=a+b+8

数字は、計算することができますが、

aとbは、文字が違うため計算できない。

② a+2+a²-9=a+a²-7

数字同士は、計算できるが、

aとa²は、aの累乗が違うため計算できない。

文字式の加法・減法は、

文字と文字が同じでなければ、

計算することができません。

文字式の乗法・除法

文字式の加法・減法の解き方は、

分かったところで、

文字式の乗法・除法を解説していきます。

文字式の加法・減法と違い、

文字式の乗法・除法は、

数字×文字、数字÷文字も計算することができます。

文字式の乗法と除法を分けて、

解説していきます。

  • 文字式の乗法の場合

① a×3=3a

文字と数字の乗法では、

掛ける部分を削除して、つなげます。

② a×a=a²

文字同士の場合は、

累乗と累乗の足し算になります。

aの累乗は、1なので、

a×aの累乗の計算は、1+1=2

答えは、aの累乗が2になるので、

a²になります。

  • 文字式の除法の場合

文字と数字の除法は、

分数に変換して計算します。

a÷3の問題は、最初のaが分子になり、

後ろの数字が分母になります。

  • 文字が同じ除法の場合

②a÷a=1

文字が同じ場合は、

累乗と累乗の引き算です。

aの累乗は1なので、

a÷aの累乗の計算は、1-1=0

aの累乗が0になった場合は、

aの文字が無くなり、答えは、1です。

  • 累乗が違う乗法の場合

累乗の違う文字の除法は、

文字が同じ除法と同じで、

累乗と累乗の引き算になります。

a²の累乗は2なので、

a²÷aの累乗の計算は、2-1=1

aの累乗が1なので、

答えがaになります。

  • 文字が違う乗法の場合

文字が違う除法の計算は、

文字と数字の除法と同じで、分数にします。

文字式の乗法・除法の計算は、

  • 文字が同じであるか?
  • 累乗は、違うか?

2つの項目を見て、計算していきましょう。

今回は、文字式と計算(基礎編)でした。