文字式の文章問題

文字式と方程式の解き方

文字式を使った文章問題を解説していきます。

  • 金額を求める文章問題
  • 道のりを求める文章問題
  • 濃度を求める文章問題
  • (復習したい方は)濃度・食塩・食塩水の求め方

4つの項目を解説していきます。

道のりの求め方??

濃度の求め方は忘れたかも・・・

全てわかりやすく解説していきます。

金額を求める文章問題

文字で金額を表せるの??

例題を使って説明します。

(例題)

リンゴ1つの値段がa円を5つ買った金額は?

この問題は、リンゴの1つの値段が文字です。

難しそうに感じますが、

文字式を数字に置き換えます。

リンゴ1つの値段を

a円から50円とした場合は、

リンゴ1つの値段 × リンゴの個数 = 合計

50(円) × 5(個数)  = 250(円)

リンゴの1つの値段を

50円からa円に変えればいいだけなので、

a (円) ×    5 (個数)   =   5a (円)

これが、文字式の文章問題です。

わからなくなった場合は、

文字に数字を入れてから、確認すれば簡単に解けます。

道のりを求める文章問題

金額を求める文章問題が、分かったところで、

次は、道のりを求める文章問題を解説していきます。

道のりを求めるとき計算式は、

  • 速さ×時間=道のり

時間を求めるときは、

  • 道のり÷速さ=時間

速さを求めるときは、

  • 道のり÷時間=速さ

道のり・速さ・時間の求め方が、

分かったので、

例題を使って解説していきます。

(例題)

家から学校まで10mの速さで移動しています

学校に着くまでに、a分かかりました。

家から学校までの道のりは?

道のりを求める方法は、

速さ×時間=道のり

10(m)× a(分) =10a(m)

になります。

道のりの単位に合わせて、時間や速さを変えなければいけません。

・道のりの単位ごとの時間と速さの求め方

1.道のりが○○㎞の場合は、

  • 時間は、○○時間です。

  • 速さは、○○㎞です。

2.道のりが、○○mの場合は、

  • 時間は、○○分です。

(1時間の場合は、60分に変換します。)

  • 速さは、○○mです。

(1㎞の場合は、1000mに変換します。)

濃度を求める文章問題

濃度を求め方は、

ちなみに、

食塩水の重さは、

食塩+水の重さで求めることができます。

2つの例題を使って説明していきます。

(例題)

① 食塩水300gに、

食塩がag含まれている時の濃度は?
 

食塩水が300g、食塩がagとわかるので、

濃度を求める

になります。

② 食塩水300gに食塩ag含まれています。

そこに、水を100g足した時の

食塩水の濃度は?

食塩水の重さが増えたので、

食塩水に水の重さ100gを足します。

300(g)+100(g)=400(g)

食塩水の重さが分かったので、

濃度を計算します。

になります。

(復習)濃度・食塩・食塩水の求め方

文字式の文章問題が分かったところで、

復習のために、濃度・食塩・食塩水の求め方を解説していきます。

食塩と食塩水の求め方は、濃度の求め方である

を変換して考えます。

濃度のパーセントを求めるために、

100を掛けてパーセントを求めますが、

100を掛けなければどうなるかというと

濃度=食塩÷食塩水になります。

この式を変換していくと、

食塩と食塩水の重さを計算することができます。

  • 食塩=濃度×食塩水
  • 食塩水=食塩÷濃度

濃度のパーセントを求める時だけ、

濃度に100を掛ければいいのです。

今回は、文字式の文章問題でした。